« 2008年12月18日 | トップページ | 2009年5月4日 »

2009年5月2日

感動する脳

退廃した生活から脱出しつつある。
これは、ここ数日素晴らしい天気が続いたことも、少なからず幸いしたのは間違いない。しかし、直接のきっかけは、茂木健一郎という人が書いた「感動する脳」という本を読んだことだった。

夢や目標、あるいは使命感や充実感、そのどれもが生きていく上で大切なものであるには違いないけれど、それよりも大切なものがある。それは「意欲」、「やる気」。これこそが脳の機能を高めることが、脳科学的に分かってきた。

他にも心に残るフレーズがたくさんあるのだけれど、私に関して言えば、基本的にはこのことが、無気力の泥沼から抜け出す手掛かりとなった。

この本を読む前は、意欲というものは、夢や目標があってこそ、そこについてくる、と認識していたのだと思う。無気力に日々やり過ごす私に、夢や希望を持てなど無理な話である。生き間違えているとは思わないでもないのだけれど、ゴールなんて目指してないから、歩む方向を変えようとも思いもしない。人生の脂の乗った時期を無為に過ごしてしまった私には、もう戻る道もないと、無意識ながら感じていたのだと思う。

ところがこの本は、脳の働きに年齢は関係ないという。そして、「意欲」を持つことこそが脳の働きを高める、と言っている。これだけ聞くと、ごまくさい啓発書みたいだ。しかも私はその手のうさんくさい本が大嫌いだ。しかし、脳科学的にそういうことが分かってきたのだ、という根拠が、どうやら私の萎えた心を信じ込ませた。いささか自分の単純さに厭きれないでもないけれど、心の中に小さな希望が芽吹いたのは確かで、信ぴょう性はもはやどうでもいいのだ。今回は、自分の単純さに目をつむっていい。

夢や希望がなくとも、まずは「意欲」を持って何かをしよう。まだ間に合うかもしれない。その思いが今の私の意欲の源泉だ。何かやってみようということで、とりあえず、何年も前から積読状態の本、文章の読み方・書き方のような本をひっぱりだして読むことにした。自転車で図書館に通い、ノートを取りながら一人格闘している。カタギの人間らしい生活習慣ができると、体のだるさも抜けていった。お酒もあまり飲まなくなった。

鶏卵前後問題のようだけど、私の心の持ちようが変わったのは、こんな理由です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年12月18日 | トップページ | 2009年5月4日 »